杉浦悠太 逆転でのプロ初優勝狙う「可能性のあるところにいる。母に優勝をプレゼントできたら」

[ 2024年5月12日 04:38 ]

男子ゴルフツアーバイ・ザ・プレーヤーズ第3日 ( 2024年5月11日    群馬県 ザ・クラブビレッジ=7172ヤード、パー72 )

杉浦悠太
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 昨年アマチュア優勝を飾った杉浦悠太(22=フリー)が6バーディー、3ボギー、1ダブルボギーで6点を加算し、通算23点で9位に浮上した。首位のマイケル・ヘンドリー(44=ニュージーランド)とは9点差ながら、逆転でのプロ初優勝を狙う。4点差の2位に小斉平優和(25=太平洋クラブ)がつけた。今大会はステーブルフォード方式で、パー0、バーディー2、イーグル5、アルバトロス8、ボギーはマイナス1、ダブルボギー以上はマイナス3でカウントし、総得点を競う。

 ダブルボギーからのスタート。もしストロークプレーなら71だった杉浦だが、6バーディーが効いて6点を稼ぎ、9位に浮上した。攻撃した分、見返りの大きい方式に「ルールの恩恵を受けた」と笑顔を見せた。

 前週の中日クラウンズは地元・愛知での開催。50歳の誕生日を迎えた母・友美さんにプロ初優勝を見せたかったが、追い上げ及ばず3位だった。今大会の最終日は母の日。子供の時からおいしい食事を用意し、時にゴルフ場までの送迎もするなど夢を後押ししてくれた存在に感謝の気持ちは尽きない。

 直近3試合のバーディー、イーグル数は出場選手の中で最多。イーグルなら一気に5点を加えられる。「可能性のあるところにいる。母に優勝をプレゼントできたらいい」と意欲を見せた。

 ≪小斉平は首位陥落≫小斉平は5点加算するも首位の座を明け渡した。それでも「耐えるところは耐えられた。割と良かった」と納得の表情。後半は16番までに3ボギーと苦しむも気持ちを切らさず17番でバーディーを取り返した。メンタルトレーニングを導入し、「ボギーやダブルボギーを引きずらなくなった」という。最終日最終組は6位に終わった20年の日本シリーズ以来。「その時は緊張した。明日は大丈夫だと思う」と悲願の初優勝に平常心で挑む。

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