ユーミン “第2の故郷”石川県を思い涙 「頑張っては陳腐だけど…どうしても出ちゃう」

[ 2024年5月4日 21:59 ]

松任谷由実
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 シンガー・ソングライター松任谷由実(70)が、NHK「ライブ・エール2024 第2部」(後9・00)に生出演し、“第2の故郷”石川県にユーミンなりのエールを送った。

 ユーミンはかつて、石川県のラジオ局で、リポーターとして県内各地を回ったことがある。15年には観光ブランドプロデューサーに就任するなど、切っても切り離せない関係にある。震災後、3月中旬には同県を訪れ、被災の状況を目の当たりにした。被災者から「いい歌を歌って励まして下さい」と逆にエールを送られ、「頑張って」と抱擁した。「“頑張れって下さい”は陳腐だもんね。でもどうしても出ちゃう」。涙を流しながら話した。

 番組では「acacia」を歌った。かつて同県中西部の内灘町を訪れた際、アカシアの花が散る姿を見て書いた詞。「何が起ころうと、花は季節になると咲き続ける。心に刻まれた大切な人やふるさとは決して何ものも奪うことはできない。私は能登をずっと忘れない」。アカシアの花に囲まれたステージで、石川県への思いを表現した。

 「ライブ・エール」は、コロナ禍で元気を失った日本にエールを送ろうと、20年から毎年夏に放送されていた音楽特番。今年は「君の声が聴きたい」プロジェクトとの連動で、初めて5月に放送された。元日に起きた能登半島地震の被災者に元気を届けるべく、出演アーティストたちがそれぞれの代表曲やエールソングを送った。

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