巨人 四球に泣いた…マツダ6連敗で3位転落 坂本が歴代2位の福本に並んだ449二塁打も

[ 2024年5月20日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3-9広島 ( 2024年5月19日    マツダ )

<広・巨>広島に3連敗を喫しガックリの阿部監督(中央)(撮影・奥 調)
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 相手の4に対して、巨人は1つ。それでも阿部監督は、珍しく苦言を呈した。「あの4球が全て。それぐらい大きい四球だった。3点取った後、あれで相手もいけるんじゃないかと思ったはず」。3点を先制した直後の初回。高橋礼が先頭・秋山に与えたストレートの四球のことだ。

 2年連続4位に沈んだ昨季は、リーグワースト2位の401与四球。就任直後から投手陣には「困ったらど真ん中」など四球減を徹底した。捕手出身の指揮官が痛感していたチームの弱点の一つ。6番・末包の逆転3ランなど、3安打1四球で4失点の高橋礼は今季最短1回で降板。「全力を出し切ったぐらいの1回にするべきだった」と悔やんだ高橋礼は2敗目を喫し2軍調整が決まった。

 初回2死一、二塁から坂本が先制の二塁打。福本豊に並ぶ歴代2位の通算449二塁打などで3点を先制したが、1つの四球をきっかけに流れを失った。今季ワーストタイの9失点で、今季2度目の同一カード3連敗を喫し3位に転落。鬼門・マツダスタジアムは今季6試合で4敗2分けとなり、昨年から6連敗となった。

 「何とかしようと思ってみんなやっているんだけどね。打開策は一個、まず勝つしかない」と阿部監督。坂本も「火曜日から切り替えて」としたが、手痛い逆転負けとなった。(川島 毅洋)

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