米国元受刑者が心配する水原被告収監 エンタメ充実&ギャンブル誘惑「受刑者来るの楽しみにしている」

[ 2024年5月15日 17:12 ]

裁判所を出る水原一平被告(撮影・杉浦 大介通信員)
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 過去に米国の刑務所に10年以上服役した経験のある井上ケイ氏が15日、読売テレビ「ミヤネ屋」(月~金後1・55)にVTR出演し、米国刑務所の実態を明かすとともに、ドジャース大谷翔平の元通訳・水原一平被告が経験する所内での生活を予想した。

 井上氏は覚醒剤の密輸で逮捕され、凶悪犯罪者が収容される刑務所に03年ごろまで収監された。意外だったのは囚人と刑務官の関係。「ファーストネームで呼び合い友達感覚だった」と振り返る。また、レクリエーションも充実しており「一番驚いたのはテレビルームが20部屋ぐらいありました。ドラマやスポーツ、自分の見たいジャンルがやっているところに見にいくことができた」と語った。加えて「毎週、新作映画も見ることができた。ジムやサッカー、野球、アメフットなどの競技場も充実していた」と、日本の刑務所では考えられないような待遇だったという。

 ただ、凶悪犯が集う所だったこともあり「ギャングの席が決まっていて、そこに無断で座ると刺されることもあった」と、常に暴力とは隣り合わせ。さらに「トランプ、ドミノ、何でもお金を賭けて看守も参加していた。最初はアイスクリーム1個を賭けたのに、1000万円くらいになったという話もある」と、ギャンブルの誘惑も多かったという。

 水原被告が収監される可能性のある刑務所は、凶悪犯のいない施設であることが濃厚だが、井上氏は「刑務所の中でもニュースは見ているし、“うちに来るのかな?”とか、“どこなのかな?”とか、みんなそんな話で盛り上がっていると思う。来たらみんなにチヤホヤされて、ドミノやろうよ、ポーカーやろうよ、と誘われるのでは」と、ギャンブル依存症からの更生にはまずその誘惑をはねのけなければならないことを指摘した。それ以上に「刑務所ってこんなに楽しいのか、と思っちゃう可能性もあるので、どんどん違う方向に走っていかなければいいなと思う」と心配していた。

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